今回はITの勉強方法についてお話をいたします。
情報社会の現代、ITはどの業種にとっても必須な技術です。メールやWebページの検索。勤怠のシステムやチャットツールなど会社員であればパソコンやスマフォを一日見ないということはないでしょう。
一見するとITなど関係がない農業などでも水やりを自動化したり、土壌の状態をITで管理して適切な状態を保っているところもあります。
ITはどんな業種でも利用でも使える便利ツールですが、勉強をしないと扱えない技術でもあります。
ITを専門にしているITエンジニアでさえ、すべての技術に精通している訳ではありません。
それでも日々進化する技術に対して、情報を取り入れ、実践をして、時には失敗から学ぶこともあります。
そんな現役のITエンジニアが考えるIT技術の勉強方法について今回はご紹介いたします。
勉強方法その1:まずはITの情報を知ろう
ITの勉強と聞くと資格取得やプログラミングなどの実践を思い浮かべる人が多いですが、私が最初におススメするのは『情報の収集』です。
ITの世界の技術は移り変わりが激しく、下手をすると1年前に発表されたことが既に使われなくなった技術になってしまっているということもあります。
使われなくなってしまった技術を勉強しても仕事で役立てることは少ないので勉強の時間が無駄になってしまいます。
勉強の時間を無駄にしないためにもまずは情報収集です。
IT関連の情報を収集する場合は、『人気』と『継続力』を確認しならが行うと良いです。
人気の技術を勉強すれば、その技術を使って新しいことを実現できる可能性が広がります。
継続力は昔から今まで利用されている技術なので、今後開発されるIT技術の土台になる可能性が高いです。新しい技術を学ぶために土台となる技術を知っていると早く技術を習得できる可能性が高くなります。
情報を収集する場所としては、IT関連の情報をまとめたWebサイト、動画などによる技術説明情報、無料のIT関連のイベントなどでまずは調べることをオススメします。
いきなり有料のイベントなどに参加しても専門用語が多く、たくさんの新しい情報が入ってきてしまい整理が追い付かなくなってしまうことがあります。まずは、気になる技術を見つけ簡単でよいのでその技術がどんなことに利用できそうかを考えるのがIT技術を学ぶ上での第一歩です。
勉強方法その2:資格での勉強はある程度で止める
ITの勉強法としてよく紹介されているのが、資格の勉強となります。
大きな区分としては国家資格とベンダー資格と呼ばれる各社独自の資格があります。
国家資格は幅広く技術や仕組みを勉強するのに最適な資格です。
ベンダー資格は製品知識や販売会社が独自開発した技術などに関する知識を身に付けるための資格となります。
どちらもITの知識を得るのに適していますが、資格に頼った勉強はある程度身に付けたら止めることをオススメします。
理由は3つあります。
- 知識だけでは実務経験に勝てない => 業務と結び付けたITは決まった形が存在しないため
- 最新の技術が身につかない => 資格試験に出てくる技術はある程度年月が経過している内容のため
- 資格の費用がかさむ => 資格を取得するために勉強代、試験代が必要
ITエンジニアは資格を持っているかどうかよりも『どのような成果を残したか』の方が重要となります。また、ITエンジニア以外でも『どんなことができるか』という点が評価されることが多いです。
勉強方法その3:身近なことにITを利用してみる
ITは知識だけでは身についたとは言えません。実用することで知識だけでは得られない気づきやより深い理解を得ることができます。
ITエンジニアであれば、業務に直結させて覚えたことを試してみることでしょう。ITエンジニア以外の方も自分の業務をIT技術を使って自動化してみたり、覚えた知識を使って副業を始めるのも良いかもしれません。
私のおススメは以下の通りです。
- ブログを作成してみる => サーバーを立てる/運用するなどの知識を利用できる
- 簡単なプログラムを作ってみる => 最初から難しいプログラムを作るのではなく小さなことを自動化してみる
現代はIT技術を基本とした仕組みが世の中にたくさんありますので、色々試しながら自分に合った使い方を覚えることをオススメします。
さいごに
ITと聞くと「難しそうだから自分にはできない」と考えている方が多いです。
しかし、身近にたくさんのIT技術があふれている現代ではIT技術に頼らないで生きていくことはほぼ不可能と言えます。
「難しそうだからできない」と考えるのではなく「どうやったらITを使えるようになるだろう?」と考えた方が人生を楽しめます。
ある程度行ってそれでも自分には向かないと感じるのであれば仕方のないことかもしれません。しかし、ITは少し覚えるだけでもたくさんの活用方法があるのでまずは少しだけでも興味を持ってみることをオススメします。