「貯金はしとけ!」、「貯金はバカのすること!」ネットで貯金について調べると様々な意見が出てきます。
ほとんどの人は貯金や投資について一度は真剣に考えようとしたことがあるのではないのでしょうか?意識をしているからこのような言葉を目にしたり、耳にするのではないのでしょうか?
私は社会人になってしばらくしてからお金と真剣に向き合わなければいけないと本気で考え、たくさんお金について勉強をしました。
今回は今まで私がお金について勉強した中で「貯金」「投資」という2つについて私なりの考えをお話しいたします。
考え方その1: 貯金自体が大事なのではなく『貯金の習慣が大事』
貯金は大事です。それではなぜ、大事なのでしょうか?
貯金があれば心の余裕ができますし、まとまったお金があればしばらく仕事をしなくても転職活動をしたり、資格の勉強したりと選択肢を持つことができます。
しかし、貯金をしていると嫌なことを考えてしまうこともあります。
貯金をせずにこのお金を使って旅行をしたり、高級な車を買ったりして今しかできない経験にお金を使った方がいいのではないかと。
人間はいつか死んでしまうものです。万が一のためにお金を貯め続けても無駄になってしまうのではと考えてしまうこともあります。
こうなってくると貯金が大事なのか分からなくなってしまいます。
しかし、あるとき私は貯金そのものが大事なのではなく、『貯金の習慣が大事』ということに気づきました。
貯金の習慣があることで家計の収支のバランスを正常に保ちつつ、『緊急時のお金についても備えることが出来ている』。
支出の内容の中に娯楽が含まれているのであれば『現在も無理なく楽しめている』。
結果的に現在と将来のバランスを取れるようにできるのが貯金の習慣だと考えます。
貯金の習慣については以下の記事も参考にしてみてください。
考え方その2 : 投資は将来の幸せを勝ち取る挑戦
投資には「金融投資」、「不動産投資」、「自己投資」など様々なものがあります。
私がこの中で行っているのは投資信託や株式による金融投資と、資格や本などで使う自己投資ですが、投資というものは本当に必要なのでしょうか?
投資は実施すると将来使えるお金が増えたり、スキルを身に付けてこれからの人生を豊かにできる可能性があります。
しかし一方ではリスクとしてお金を失ったり、費やした時間を失う可能性だってあります。
では、投資をする人はなぜ投資をするのでしょうか?
投資は将来の幸せを勝ち取るための挑戦だと考えます。
人によっては投資は『今も未来も無駄にしてしまう』という考えを持つ人がいらっしゃいます。
しかし、それは適正なリスクを取れず、後戻りが出来なくなるから今も未来も犠牲にしてしまうのです。
適正なリスクは失敗をしてもやり直しや修正ができる範囲で行動を起こすことです。
余剰資金で金融投資をする、隙間時間で資格の勉強をしてみる。これらのことは例え失敗をしてもすぐに生活が成り立たなくなるようなことはありません。
挑戦権があるのに失敗を恐れて挑戦をしないことの方が、手に入れられるはずだった幸せを見逃してしまうというリスクでしかないと私は考えます。
考え方その3:既知に対するお金は貯金、未知に対するお金は投資で準備
直近で必要な資金は貯金、予測できない事態に備えるのが投資として私は考えています。
例えば、パソコンやスマートフォンなどは私にとって数年に一回は買い替える必要のある人生を豊かにしてくれる大事な道具です。必要以上のスペックは必要ないのですが、やりたいことを実現するためにはどうしても高額な物が必要となってしまうのでお金が必要となります。
他にも消費税が20%や30%になった年金はほとんど支払われない老後生活が待っている未来の可能性に備える必要があるかもしれません。
どちらもまとまったお金が必要になりますが、性質が違います。
パソコンやスマートフォンは機器が古くなって壊れたり、機器やOSのサポートがなくなったりすれば『必ず』買い替える必要があります。
対して消費税や年金については不確定な要素がたくさんあり、もしかしたら起きえる将来に対しての『備え』となります。
この二つの事象に対して同じ方法でお金を準備していて大丈夫でしょうか。使い切れないほどの資産があれば問題ないでしょうが、私のような平凡な社会人はこれらの事象に対して適切に対応する必要があると考えます。
貯金は必要な金額が明確で必ず補償されている必要があるので元本割れの心配がない銀行口座で保管することです。
対して投資は世界の情勢に合わせて不確定な要素に合わせて上下しても最終的に使えるお金が最大限になっていることが望ましいです。なので将来成長する国や会社、自分自身にお金を預けるのが最適と考えています。
考え方その4:貯金が先、投資が後
貯金と投資で絶対に守って欲しいと思うが『貯金がないのに投資を始めようという考えはNG』ということです。
私の知人に貯金がなく、投資を始めた人がいましたが、想定通りすぐに元の生活に戻ってしまいました。
理由は貯金をする習慣がなく、手元にあるお金はすべて使い切ってしまうという感覚がなくせなかったためです。
本人は「私に投資は無理だったけど生活できているからいい」と言っていますが、ことあるごとに「お金が欲しい」と言っています。
話が少しそれましたが、投資を始めるのは貯金ができるようになってからがおススメです。
貯金がない状態での投資は精神的に余裕がありませんし、不測の事態が発生すると投資の資金にすぐ手が出てしまいます。
投資の予行演習として貯金を始め、生活防衛資金が貯まったところで少しずつ投資を始めるのが投資を続けるコツだと思います
生活防衛資金の貯め方については以下の記事も参考にしてみてください。
さいごに
今回は貯金と投資について私なりの考え方を文章にしてみました。
人によって貯金、投資に対する姿勢は違うと思いますが、一つの参考になれば幸いです。
私の貯金、投資に対する考えが本当に正しいかは将来の私が幸せであるかどうかなので、今は良かった・悪かったという結論を出すことはできません。
しかし、後悔をしないように今後もお金と向き合い続けて行きたいと思います。