『飲みにケーション』という言葉があるくらい特定の年齢以上の人たちは飲み会が大好きです。
新入社員歓迎会、新年会、忘年会、プロジェクトの打ち上げ、何かがある度に飲み会を開催しようとします。
しかし、私を含めて『飲み会が苦手』、『嫌いな飲み会には行きたくない』という人も多くいます。今回はそんな飲み会が苦手な私が極力嫌な飲み会に行かないようになった理由とどうやって行かなくなったかをお話したいと思います。
前提: すべての飲み会が嫌いな訳ではない
前提として私はお酒を飲むこと自体はそれほど嫌いではありません。
美味しいお酒や食事に出会えればラッキーと思えるし、友人との楽しい時間を過ごせれば満足感を得ることだってできます。
しかし、満足のいく飲み会ばかりではないのが社会人生活というものです。
嫌いな飲み会のパターン1: 大人数
新年会や忘年会、新入社員歓迎会などたくさんの人が集まる飲み会は嫌いです。
理由としてはまず、大人数で集まると色んな人に気をつかう必要があります。大人数の飲み会と言えば、上司や更にその上の上司、先輩、部下と色んな人が集まります。各々関係性だったり、マナーのうるささだったり、人によって対応を迫られるでしょう。そんなことをを気にしていたら、せっかくの食事の味なんか分かったものではありません。
また、大人数になるとそれだけ騒がしくなります。
騒がしい中では集中して話ができませんし、何より声自体がよく聞き取れなかったりします。
このように多くの人が集まる飲み会は行っても何かが得られるわけではないですし、記憶に残るのは「騒がしかったな~」くらいの感想だけです。
嫌いな飲み会のパターン2: 美味しくない食事とお酒
外食全般に言えることですが、初めて行く店では当たり外れのギャンブルをすることになります。
口コミサイトの評価をもとに行っても料金の割りにイマイチだったなんてこともよくある話です。
その地域を飲み歩ている人が連れて行ってくれる店か、以前に行って美味しかったお店以外で飲み会は個人的にすべて遠慮しています。
嫌いな飲み会のパターン3: 会費が高い
会社の飲み会にありがちなのですが、高い会費がかかる飲み会です。
社会人になり立ての時に、忘年会と新年会で5000円ずつ徴収されて短期間で1万円も会費を払わされて行っても大して美味しくない食事とつまらない話だけをされただけという記憶があります。
高いお金を出してもそれに見合う価値を飲み会に求めるのは難しいのかもしれません。
嫌いな飲み会のパターン4: 仕事の上の付き合い
プロジェクトの打ち上げなどで飲み会をやることが多い人もいるでしょう。
私も案件が終わるごとに打ち上げという飲み会に参加することがありました。
しかし、これらの飲み会での話題は大半は『昔の自慢話』、『プロジェクトに対する批判や説教』などではないでしょうか。
正直、飲み会で反省会をしたところで記憶に残ることは少ないですし、自慢話を聞かされる方は正直うんざりした気持ちになるだけです。
反省会をするのであれば業務中にやればいいし、自慢話であれば当時を知っている人たちだけでやって頂きたいです。
嫌いな飲み会は上手に回避する
嫌いな飲み会はたくさんありますが、すべての飲み会を断り続けると仕事上で不都合が発生したり、会社での居心地も悪くなってしまう可能性があります。
しかし、嫌いな飲み会もいくつかの手法を使って回避することが可能です。
嫌いな飲み会を回避する手法1 : 断りながらも別日を提案する
私が一番良くやる手法が『断りつつも別日を提案する』という方法です。
断る際は「本日は予定がありますのでちょっと」とにごした感じでやんわりと断ることは割と皆さんよくやると思いますが、別日を提案するということを実施される方は少ないかと思います。
人間は断られると嫌な気持ちになりますが、別日を提案されると『あ、行きたくないわけじゃないんだな』という勘違いを生むことができます。
実際には本気で行きたくない場合でも『完全に断ったわけではないですよ』と相手に思わせることが大事なのです。
ちなみに私の場合はなんか飲み会に誘われそうと感じるとその人のスケジュールを事前に確認して『絶対に無理な日』を提案することで回避することが多いです。
嫌いな飲み会を回避する手法2 : 費用を経費やおごりにする
飲み会をどうしても回避できない場合は費用をかけないことを考えます。
飲み会に行くという時間はどうしようもないのでせめて費用だけでも掛からないようにすれば、致命傷になりません。
飲み会に誘われた場合はまず相手がおごってくれそうな雰囲気を出しているかを確認します。この時、『今月厳しくて』という断り文句を使って確認するのが一番です。
他にも会社の経費で対応できないかというのも確認するのもありです。会社によっては交際費ということで一定の金額まで飲み会の代金を支払ってくれる場合があるので確認することがおススメです。
嫌いな飲み会を回避する手法3 : ランチミーティングを利用する
上司に相談をする場合、部下や同僚からの相談を受ける場合はランチミーティングを利用するのも検討しましょう。
昼食であれば時間が決まっているのでダラダラしゃべることもないですし、全員に割り当てられている休み時間なのでスケジュールの調整も簡単です。
本格的な相談をしたいのであれば、業務時間内で時間を確保した方が良いですが、前段階で軽く話を聞いて欲しいという程度であればランチ中の雑談でお話して本格的になりそうなのであれば別途時間を確保するということが良いです。
このようにランチミーティングを利用することで、飲み会のようにダラダラとした時間を使ってなんの生産性がない相談の場ではなく、有意義な相談の場を設けることができます。
さいごに
社会人になり立ての時はいくつもの飲み会に参加してとにかくたくさんの人に覚えてもらい、たくさんのことを先輩から学ぶように言われました。
しかし、たくさんの飲み会に参加しても関係性が広がることも誰かから学ぶことも少ないと感じたのは半年後のことでした。
その後は飲み会に頼るのではなく、自分の工夫で信頼関係を得たり、仕事の効率を考える方が何倍も成長できることを知ります。
確かに飲み会から始まる仕事もありますが、大抵の場合は『無駄な飲み会』になってしまうので嫌いな飲み会にはできるだけ参加しないようにしましょう。