今回の記事は節約のために私がやめたこと、やめられなかったことに関する経験談です。
『バビロンの大富豪』という本に「欲望に優先順位をつけろ」という項目があります。
人間の欲望は限りなく、欲望のままに生活をしていてもいつまで経っても生活は豊かにならないという内容です。
無限にお金があれば確かに欲望を満たし続けても問題はないでしょう。
しかし、私のような一般人には欲望を満たし続けられるだけのお金はありません。なので何かを諦める必要があります。
しかし、諦めることで手に入れられる幸せがあることを知って頂ければと思います。
前提 : やめられそうなものの探し方
最初に何をやめられて、やめられないかを考える必要があります。
やめられそうな物はいわば『最低限の生活に不要な物』です。
衣食住は確保しつつ、スマートフォンやインターネット回線の料金はなくてはならない費用でした。これらの費用はやめられそうな物から除外です。もちろん削減する対象とはなりますが、今回は考えないものとします。
そして導き出したやめられそうなことは「飲み会」、「書籍購入」、「ゲームの購入」でした。
尚、『最低限の生活に不要な物』を探し出すために一番利用たのは家計簿の存在です。
家計簿をつけていたからこそ、何が必要で何が不要かを簡単に見つけ出すことができました。
まだ、家計簿をつけていない人は以下の記事を参考にしていただければと思います。
やめられそうなものその1 : 飲み会
私は社会人になってから週に1、2回の飲み会は当たり前のように参加しておりました。
会費は大体3,000円から5,000円程度、月の飲み会だけで4万円、5万円というのは普通の数字です。
『飲みにケーション』という言葉があるくらい、会社員は飲み会が好きな方が多くいらっしゃいます。
何か理由を付けて飲み会を開いては、くだらない話をするというのはもはや定番の光景です。
では、この飲み会をやめるとどうなるのでしょうか。私の場合は、特に仕事に影響がでることはなく、月々平均で4万円のお金が浮くというのが結論でした。
最初こそ、『付き合いが悪くなった』など陰口を言われることもありましたが、しばらくするとそれもなくなり、気づけば飲み会に誘われることもなくなりました。
陰口を言われていた時には『仕事に影響が出るかも?』という心配もありました。しかし、特にそのようなこともなく、むしろ二日酔いなどのリスクがなくなって効率が上がったようにも思えました。
結論として、飲み会は私にとって不要なお金を払っている場でしかありませんでした。
飲み会については以下の記事も参考にしていただければと思います。
やめられそうなものその2 : 書籍購入
書籍の購入は大きく分けて3つの分類がありました。
- マンガ
- 自己啓発本
- 技術書
結論としてこの中で『自己啓発本』と『技術書』についてはやめることに成功してます。
書籍にについてはまず全く買わないという行動を起こしてみました。
最初は欲しい本が買えないということが苦痛で仕方なかったのですが、あるときから買えないのであれば別の手段がないかを考え始めます。(もちろん合法の範囲内です)
一番有用だったのが図書館の利用です。図書館の中にはたくさんの自己啓発本があり、技術書についてもわずかですが置いてありました。また、リクエストをすることで取り寄せも可能なので私が読みたい本のほとんどがここで網羅できます。
もう一つ有用だったのが、会社へ本の購入を打診することです。どうしてその技術書が必要なのか、その技術書があれば何を知ることができるのかを上司に伝えることを繰り返しているといつの間にか技術書の購入するための申請フローが出来上がることになっていました。
尚、マンガについては購入をやめることも他の手段で読むことも出来ておりません。
やめられそうなものその3:ゲームの購入
結論からいうとゲームの購入自体はやめられていません。
理由は『コミュニケーションツールとして利用している』という点にあります。
ゲームを通じてゲーム仲間という会社員とは別のコミュニティを形成しており、この中で様々な情報交換や楽しい時間を共有出来ています。なので、ゲーム自体をやめることは今後も難しいです。
しかし、ゲームの購入の内容を考えると優先度を付けることはできます。
- コミュニティ範囲内のゲーム購入
- 課金について
ゲームはコミュニケーションの道具として購入しています。つまりコミュニケーションに使えないゲームは不要となります。
これは何も協力をして楽しむゲーム以外をしないという訳ではありません。会話の話題にしたり、1人プレイでもたくさんの人とつながりが持てるようなゲームならやる価値はあります。
つまりコミュニケーションにつながらないゲームは私の中で優先度が低くなります。
もう一つは課金要素についてです。最近のゲームは課金によって収益を得るタイプのゲームが多くあります。私は昔、何も考えずに新しいキャラクターが出るとガチャを回すということをやっていました。時には3万円、6万円と課金をすることも多かったです。
しかし、今は衝動的な課金はしておりません。衝動的な課金はまさに欲望に優先順位を付けられていない状態でした。
無課金の範囲内で楽しむという方法もありますが、やはりコミュニケーションにつながる部分があるのであれば課金をすることもあります。
課金をすることで話題を作ることが出来たり、より大きな価値が生み出せるのであれば課金をすることもあるからです。(ほとんどありませんが)
さいごに
今回は節約をするために欲望に優先順位を付けた体験談をお話してきました。
欲望を満たすことでその場での幸福を得ることは可能です。しかし、すべての欲望を満たし続けるのは余程の大金持ちでない限り不可能です。
欲望に優先順位を付けるのは難しいことかもしれません。しかし、考えることで別の手段で欲望を満たせたり、やらないでも幸福度が下がらないことがあることも事実です。
大事なのは欲望を満たしたあとの幸福について考えることだと私は思います。