今回は株式投資初心者に守って頂きたい鉄則についてお話したいと思います。
最近ではニュースやCM、Webの広告などで株式投資についておススメをするものがたくさんあります。しかし、私の周りで「広告を見て株式投資を始めたけど全然うまく行かない」というお話をよく聞きます。
私も株式投資を始めた頃はたくさんの失敗を経験しました。今回は成功談や失敗談、周囲の感想、勉強した内容などを交えたお話をして行きたいと思います。
鉄則その1: 株式投資は勉強が必須!!
株式投資に限らず、何かを始めるには知識が重要です。
例えば、何も知識がない人がいきなり無人島で1年間過ごすことになっても一か月も生き延びれる方は少ないでしょう。
株式投資も同じでなんの知識もない状態で初めて、上手くいく方は少ないです。
まずは、最低限の知識を身に付けて、少しずつ実践を行っていくことをおススメします。
今回の記事では最低限の知識を身に付けられるだけの内容をお話していきますので最後まで見ていただけますと幸いです。
鉄則その2: 銀行や証券会社の窓口で相談をしない
株式投資を始める際に行ってしまう行動に銀行や証券会社の窓口相談があります。
私も母や友人の付き添いで窓口に行ったことがありますが、相談には適さない場所というのが率直な感想でした。
銀行や証券会社も慈善事業ではなく、商売をしているので当たり前なのですが、利益を出す必要があります。
利益を出すために相手の弱い部分を攻めるのは当然ですし、自分が売りたい高い手数料の商品をおススメするのは自然な流れです。
商売人なのですから、『お客様のため』という意識もあるとは思いますが、それ以上に自分のためになることを優先するのでしょう。
すべての銀行員、証券マンがこのような人たちばかりという訳ではないとは思いますが、少なくとも私が出会った方はこのように自分のことを優先する方でした。
この記事を書いている時点では銀行や証券会社の窓口で口座を開設するのではなく、ネット上から申し込みが可能なネット証券をおススメします。
鉄則その3: 貯金ができないのに株式投資をしてはいけない
私の友人に貯金がないのに株式投資を初めて、すぐにやめてしまう方が多数いらっしゃいます。
株式投資の勉強をすると分かるのですが『短期の投資は含み損が出やすい』ということが分かります。
株式投資は余程のことがない限り、短期で大きく儲けることは難しい仕組みです。
長い時間を掛けて元本を大きくして、複利を積み上げることで気づいたら大きな資産になるという仕組みです。
貯金ができない人は元本を増やすということが難しく、複利の力が大きくなりにくいというのが理由の1つにあります。
また、貯金がないのに株式投資を始めると少しの含み損や含み益で売買をしてしまうということがあります。話を聞くと金銭的な余裕が少なく精神的に耐えられる状況ではないのですぐに売ってしまったとのことでした。
これらのことから株式投資を始める前にはまず、貯金で一定の資金を確保するクセを持つことと精神的余裕のためある程度手元に現金(貯金)を持っておくことが必要だということが分かります。
個人的には生活防衛資金を作ってから株式投資を始めることをオススメしています。
鉄則その4: お得な制度を知っておく
株式投資には『つみたてNISA』と『iDeCo』のような国が用意している制度があります。
『つみたてNISA』や『iDeCo』は特定の条件で株式投資を始めると株式の売買で掛かる税金が低く抑えられたり、免除される制度のことです。
株式投資では手数料や税金をできるだけ低く抑えるかも重要なことになってきます。
『つみたてNISA』や『iDeCo』を利用しないで株式投資をしてしまうと余計な税金を支払うことになってしまうので、あらかじめ予習をしておきましょう。
鉄則その5: 元本割れリスクを知っておく
株式投資には『元本割れリスク』があります。
元本割れとは預けたお金が預けた金額よりも下回ってしまうことです。
預けたお金が減ってしまうのは誰でもイヤでしょう。しかし、株式投資においてはお金が増えることもあれば減ってしまうこともあるというのは当たり前のことです。
預けたお金が減ってしまうのがイヤであれば預金をおススメします。しかし、現在の日本では預金によってお金が増えることはほぼありません。減ることもなければ増えることもないのです。
『将来使えるお金を増やしたい株式投資』と『必要最低限のお金を守りたい預金』これらをバランス良く配分することが株式投資を始めるのには大切なことです。
鉄則その6: インデックス連動の投資信託から初めてみる
株式投資の中にはいくつもの商品があります。
個別株、投資信託、ETFなどたくさんの用語があるので初めは戸惑ってしまうかもしれません。
そこで私がおススメしたいのはインデックス連動の投資信託です。
インデックスとは『市場の値動きを示す指数』のことです。代表的なインデックスに『日経平均株価』、『TOPIX』、『NYダウ』などがになります。
投資信託とは色んな投資家からお金を集めた資金を専門家が運用する商品となります。
インデックス連動の投資信託とは投資家から集めたお金を使って、インデックスの値動きを目指すものになります。
インデックス連動の投資信託もたくさんありますが、『純資産総額』と『手数料が低い』投資信託を選ぶことをオススメします。
純資産総額が増えている投資信託は人気があり、成長性が見込めると多くの人が思っている投資信託となります。
手数料が低い投資信託は運用費が抑えられ、手に入るお金がたくさんある投資信託になります。投資の世界では『手数料が低いものが良いもの』という考え方があります。手数料が低ければそれだけ手間もお金もかからない良い商品という考え方です。
尚、インデックス連動の投資信託をおススメするのかというと『成長の可能性が高いインデックスにお金を預ける』という見解にもとづきます。
投資は何かの将来性に対して資産を預けることです。資産が減ってしまうと思ってお金を預けることではありません。過去の状態から「今後もこのインデックスは伸び続けるだろう」と予想した指数ならば資産を増やしてくれる可能性は高い。ならば高い可能性に対してお金を投資し、増やして貰おうというのがインデックス投資の基本的な考え方になります。
参考までに私がおススメインデックス連動の投資信託も記載します。
さいごに
今回は株式投資初心者の方に守って欲しいことについてお話してきました。
株式投資を学んでいくと必ずしも今回の方法が正解というわけではないということが分かるかと思います。
しかし、すべてが全く違うということではないので初心者の方はまず、本記事の内容をもとに実践を行っていただいて、その上で自分なりのやり方を模索していただければ幸いです。