【投資初心者向け】貯金と投資にかける資金のバランスについて考えるポイント3つ

投資

この記事を読んで欲しい人)

  • これから投資を始めようとしている人
  • 投資を初めて間もない人
  • 貯金と投資の比率が分からない人

今回は貯金と投資にについての資金バランスのお話です。

投資を始めるときに悩む点のポイントとしてどのくらいの資金を投資に回すべきかという点です。

私自身も投資に回すお金についてはじめはたくさん考えましたし、失敗もしました。

今回は体験談と一般論を交えて私の考える貯金と投資についての資金バランスについてお話をしたいと思います。

大前提: 投資は余剰資金で行うこと

大前提として投資は余剰資金で行うことです。

これは色んな投資本や情報に記載されており、私も同じ意見です。

投資を余剰資金で行う理由)

  • 投資は資金が減ってしまう可能性がある
  • 投資資金はすぐに利用できるお金に変換しにくい

投資で利用するお金はリスク資産と呼ばれ、増える可能性があれば減る可能性もあるお金です。

適切な長期運用をすることで最終的にお金が増える仕組みですが、短期的にはお金が減ってしまうことも起きえます。

また、投資の資金はすぐに利用するお金に変換しにくいお金です。

株式の場合は売る時間が必要だったり不動産の場合は家賃収入が入ってくるのを待つという期間がどうしても必要となります。

投資を初めてすぐに結果が出る人は少なく、大半の人は10年、20年という長い期間で資金が増えていきます。

これらのことを考えると投資に使うお金は『今、すぐには使わない余剰資金』で行うという結論に行きつきます。

ポイント1 : 使う予定があるお金は貯金しておく

数年以内に結婚式を挙げる予定がある、PCやスマートフォンを買い替える予定があるなど目的が明確で費用がある程度決まっているお金については貯金することをオススメします。

前提に書いた通り、投資の資金はすぐに使いたいと思っても使える性質を持っていません。また、必要なときに含み損をしている可能性もあるお金です。

その点、貯金については銀行が潰れるなどの最悪なシナリオが発生しない限り、お金が減ってしまうことはまずありません。

また、PCなどは今使っている物が壊れたらすぐに買い替えたいなどの突然購入をしないといけない事態が発生する可能性もありますので、すぐに使えるように準備しておくという点で貯金がおススメです。

ポイント2 : 生活防衛資金を貯金で準備しておく

生活防衛資金とは、『不測の事態に備えるお金』になります。

会社がつぶれる、病気で仕事が出来なくなるなどの不測の事態が発生する可能性は誰にでも起きます。

こんな時に貯金がない状態ですと限られた選択を迫られ、生活を立て直すことが困難になってしまう可能性があります。

生活防衛資金を準備しておけば、不測な事態が発生した場合でも落ち着く余裕が生まれます。

余裕があることで冷静な判断が行え、適切な行動につなげることができるので生活防衛資金を準備しておくメリットは大きいです。

また、生活防衛資金を準備しておくことで投資のお金に手を出す可能性も低くなるので、長期投資最大のメリットである複利の力が弱くなる可能性も低くすることができます。

生活防衛資金については以下の記事も参考にしてみてください。

ポイント3 : 余剰資金のルールは自分で決める

生活防衛資金、直近で利用するお金の準備が整ったら残りは余剰資金になります。

余剰資金の使い道は人それぞれで、本やネット記事を見ていても様々な意見があります。

結論としては人それぞれのスタイルがあって、自分の決めたルールで余剰資金を運用できることが投資で成功できる方に多いです。

参考までに私の余剰資金のルールです。

個人的余剰資金ルール)

  • 積み立てNISA、iDeCo分を株式投資(毎月定額)
  • 税制優遇枠以外の株式投資(毎月定額)
  • 本などの自己投資(毎月定額だが、利用しない場合は翌月へ繰り越し)
  • 自由枠(利用しない場合は翌月へ繰り越し)

基本的には毎月定額分と自由枠を作り、特徴的なのは翌月繰り越しルールを設けていることです。

使わなかった金額は翌月に使っても問題ない金額として余裕を持たせることで赤字になってしまう月は繰り越し分で補うといった感じです。

生活費が最適化されて、ある程度の貯金ができる人であれば似たようなルールで無理なく投資が行えると思います。

さいごに

投資はほとんどの場合、すぐに結果が出ないことがほとんどです。

長い期間かけて実践を行い、10年、20年後に自分の行動が正しかったかどうかが分かるという気の長い話です。

期間が長い行動なだけに途中で投げ出してしまうこともあるでしょう。

途中で投げ出さないためにもポイントを決めて、守れる範囲でルールを決めるのが大事だと思います。

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