株式投資や投資信託が色んなところで言われているから興味がある。だけど情報に踊らされて無駄にお金が減りそうという心配な人はたくさんいらっしゃると思います。
事実私は何も知らない状態で株式投資をして30万円ほど損をしてしまいました。その後しばらくは株式投資を使った資産形成を考えることはなかったのです。しかし、色々なことを学ぶ内にどうして株式投資で失敗をしたのかを知り、今度はインデックス投資で順調に資産を増やすことができ、今は少しだけ将来へのお金の不安が和らいでいます。
今回はそんなインデックス投資について私の経験を交えてお話をいたします。
インデックス投資とは?
インデックス投資は株式市場における特定指数(インデックス)に連動する投資商品(投資信託など)にお金を預けて利益を得る投資手法になります。
日本の代表的なインデックス:
- 日経225
- 日経平均
- TOPIX
米国の代表的なインデックス:
- ダウ平均株価
- S&P500指数
- ナスダック総合指数
注意しないといけないのはあくまでインデックスに連動するような投資商品という点です。商品を販売している会社独自に内容が異なっていたりするので完全に一致するということではないことは覚えておきましょう。
状況1 : 投資を始めるきっかけは将来のお金が心配だった
投資を始めるきっかけはもちろんお金にありました。
『老後2000万円問題』、『年金の破綻』、『終身雇用の崩壊』などたくさんのニュースが目に付きますし、耳にも入ってきます。
加えて、給料はなかなか上がらないですし、税金や社会保障費は徐々に上がり続けるという状態です。
当時、貯金は出来ていましたが少ない貯金をいつまで続けられるか心配でしたし、貯金を今のままのペースで続けても将来幸せないなれないと思い、投資を始めることにしました。
状況2 : 投資だってお金が減るリスクはあるけど貯金だってリスクと知る
インデックス投資を始める前に事前に情報を集めていた際に知ったことですが、貯金にだってリスクがあります。
日本にいると気が付かないのですが、世界中で物の値段は徐々に上がり続けています。合わせて給料も上がっている国がほとんどですが、日本だけは状況が違います。
日本は20年以上給料が上がらず、むしろ下がっている状況です。それなのに消費税は気づいたら増税され、物の値段はほとんど上がっていませんでしたが2022年はたくさんの品物が値上がをしてしまいました。
これにより貯金の価値が落ちてしまい、お金が減った状態と同じ状況になります。
なぜかと言うと昨日までは100円で1個のリンゴが買えていたのに、今日は110円でないと1個のリンゴが買えないという状況になってしまったのと同じ状況です。
100円の貯金をしていても1年後に110円にならないのであれば、お金の価値としては減ってしまっているのと同じ意味になってしまうのです。
状況3 : 投資に手間や時間はかけられなかった
投資をすると言っても時間や手間をたくさん使えるわけではありません。
毎日8時間の労働、通勤時間に2時間、睡眠に6時間、食事や家事をしていたらどんなに頑張っても2時間から3時間を作るのがやっとです。それもこれは理想の時間配分で残業なんてしたらすぐに余裕と思っていた時間も無くなってしまいます。
無理をせず投資をするためにも手間や時間を少なくする投資方法が私には必要でした。
状況4:余裕資金があった
幸い、貯金はありましたし、月々貯金に回しているお金もあったので投資を行うための環境は整っていました。
ここで生活防衛資金や貯金の習慣がなかったのならまずは当面の資金を準備していたかもしれません。
状況5 : 税金の優遇制度を見つけた
本格的にインデックス投資をやろうと思ったのは税金の優遇制度を見つけたからです。
『積み立てNISA』、『iDeCo』を利用することで株式や投資信託の売買で発生する税金が発生しなくなったり、年末調整では控除が受けられたりと少しでもお金が欲しいと思っていた私には都合の良い制度でした。
- 積み立てNISA・・・条件はあるが投資で利益が発生した場合に掛かる税金(約20%)が掛からなくなる制度
- iDeCO・・・積み立てNISAと同じように条件付きで投資で利益が発生した場合に掛かる税金(約20%)が掛からなくなる制度(原則60歳まで引き出せない)
状況を考えてインデックス投資を始める
すべての状況からインデックス投資を始めない理由がなかったのでインデックス投資を開始します。
開始したときに以下のルールだけは決めました。
- ドルコスト平均法に基づいて毎月同じ金額で商品を購入する
- 購入する商品は手数料が安い物
- 購入する商品は純資産が順調に増えている物
- 積み立てNISAとiDeCoの枠は利用する
当時は株式投資についての知識が少なかったので、いくつかの王道と呼ばれる方法から自分にあった手法を模索して開始しました。
投資は時間を掛けると複利の効果が大きくなるので最低限のルールだけ決めてすぐに開始します。
後々、いくつかの失敗には気が付きましたが、致命傷にはなっていないので現在のところ私のインデックス投資は成功しております。
さいごに
インデックス投資は間違った方法を取らなければ確実に資産が増えていく手法です。
インデックス投資を始める前と後ではお金に対する不安が少なくなっているので、多少無理な挑戦もしてみようかな?と思えるようにもなりました。
インデックス投資は急にお金持ちになるような魔法の手法ではありませんが、将来の不安を和らげてくれたり、挑戦するキッカケをくれる投資だと思います。
投資を始めようと思うけどどんな投資から始めようか迷っている人は是非インデックス投資に挑戦してみてください。