今回の記事は不要な残業を失くして自由な時間を手に入れるための方法にについてお話します。
残業は『悪』という認識が広まりつつありますが、私は必要な残業もあると考えています。
悪いのは『不要な残業』であり、不要な残業なくすことによって会社にとっても社員にとっても幸せを手に入れることができます。
そもそも不要な残業とは?
不要な残業とは誰も幸せにならない残業のことです。
業務は業務時間内に終わらせることが基本です。
残業をするこで会社としては残業代という人件費が掛かり、建物の電気代なども多くかかります。従業員側も残業を継続していると疲労が重なり成果物の精度が悪くなってしまうことがあります。
基本的に残業をすることで会社も従業員も良いことは少ないです。しかし、どうしても期間内に終わらせることで後々大きな利益を生み出すこともあるので残業がすべて悪いという訳ではありません。
残業をしてもそれに対する利益が出るのであればそれは必要な残業と言えるでしょう。
本来であれば管理職が適切に時間配分や役割を与えることで残業の必要、不必要をコントロールするのが望ましいです。会社によっては適切に行えている場所もあると思いますが、私の経験や周囲の話を聞く限り実際に出来ている場所はそれほど多くないのかもしれません。
残業をしないためのポイント1 : 残業をしないための業務調整
本来、業務の内容を調整するのは管理職の仕事です。
しかし、管理職の仕事は部下の管理だけではなく、上司への報告や他の企業や部署との業務調整などやることが山積みです。
管理職の業務が手一杯で部下の業務調整にまで手が回らないのであれば、部下側で業務の調整をする必要があります。
意識して自ら業務調整を出来ている人は残業をすることも少なく、また上司との関係も良好であることが多いです。反対に業務調整が上手く行えないと連日の残業に加えて、上司との関係が悪くなってしまうこともあります。
上手に業務の調整をするためには以下のポイントを押さえておくことをオススメします。
業務の内容と期日を明確にすることでどのくらいの作業量が必要になるかが一目で分かるようになります。こうすることによって新しく来た作業を今の業務に組み込んでも問題なくこなせるかが一目で分かります。
もし、残業をしないと終わらない作業なのであれば『必要な残業』の前提である後々大きな利益が出るかどうかを判断して承諾をするかどうかを決めましょう。
残業をしないためのポイント2 : 業務に優先順位を付ける
業務には急ぎの仕事もあればそうでない仕事もあります。
業務に優先度を付けることは大事なことですが、業務に追われてしまうとついつい忘れてしまうことがあります。
しかし、優先順位をつけ忘れると予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるので事前にしっかりつけておくことが大切です。
優先順位は一人で決めると実際にはもっと優先度が高かったという事態に発展することも多いので、自分一人で判断するのではなく、上司に相談しながらつけるとトラブルを回避できます。
もし、今の状況で受けきれない優先度の高い仕事が来た場合は、諦めてもいい業務がないか上司と相談してから決めましょう。一人で判断をすると後々問題になることが多くあります。
残業をしないためのポイント3 : 残業をしないために平時は余裕を持っておく
業務には波があり、忙しいときもあれば時間に余裕があることもあります。
本当に忙しい時期というのも存在するのですが、基本的には業務の最適化などで隙間時間を作り出すことが可能です。
隙間時間を多く生み出すことによって余裕を持って業務に臨むことができ、緊急の仕事にも即座に対応することが可能です。
会社側によってはなるべく従業員には隙間なく仕事をしてもらいたいというところもありますが、余裕がない分、問題が起きたときの修正や緊張感の中で働くことになるのでかえって効率が悪くなることがあります。
平時は60%くらいの力で業務を行い、トラブル時に100%の状態で業務に臨めるように準備しておくことを個人的にはおススメします。
余裕のある業務を行うことで残業する機会がずっと少なくなります。
余裕を作り出すには自動化を進めることも大切です。自動化については以下の記事が参考になりますのでご覧いただければと思います。
さいごに
無駄な残業は誰も望んではいません。
お金を稼ぐために残業をして、残業代を貰っている人もいます。好きで行っていることであれば問題ないかもしれませんが、基本的には時間と労力を使って不幸を買っているようなものだと私は思います。
残業が常に発生するような職場はブラックの性質を持ってしまっているので、改善を行う、職場を変えるなど幸せを手に入れる方法を検討した方が良いです。